31 5月 2012

in the silence.

たとえかけがえのないものがいまはここにあってそれ掴みつづけたとしても、ずっと変わらず同じでいることはむずかしい。
ずっと同じ空間でずっと同じベクトルを持ちつづけるには、少し色んなことを背負いすぎてる。
一日何もせずに一緒にいるだけなんて、それは求めているものではないよ。いつかは終わるの、わかってる。


「何を書こう?」と、思ったとき、「何を書いてたっけ?」と、ふと思いました。

最初の文章、溝の口でゆったりエナジーチャージをした翌朝の南北線で書きました。
あとから振り返ればふりかえるほど、荒削りな文章に思わず非公開ボタンさえ押してしまいそうになりますが、時すでに遅し。
こうなったら開き直りです。

今日は昨日発売になった、maaya sakamoto LIVE 2011 "in the silence"をさっそく鑑賞。
彼女がこの10年でリリースした3枚のコンセプトアルバムを、リリース順に、そして収録曲順にこなしていくという、まるで三つの空間を颯爽と駆け抜けるかのような、そんなライブ。
「冬」をコンセプトに昨冬リリースされたサードアルバムをかれこれ2か月ぶりに聴き、いまは心が洗われたような心持です。

というのも、いそがしい毎日が過ぎていくことにとらわれて、ちょっと油断をしたすきに自分と向き合う時間を忘れてしまっていたみたい。
あっという間もなかったあの期間に、私は結局自分と腹わって話すことをおざなりにしてた。
20年間ずっとココにいるのにこの街はどこよりも手ごわい。いつになったら慣れるだろう。

時間は待ってくれないし、道端でつんのめっても日めくりカレンダーはせわしなくめくられてく。
終わった瞬間はまるで別世界にいるようで夢心地だったけれど、終わって数週間もすればあの時間に掴んだと思っていた雲がスッと全部抜けていってしまったかのよう。
ちらかしたままの思いにはいまも手をつけられないまま、でいます。
そして、朝目が覚めるごとに記憶は曖昧になって、それに抵抗すればするほど思い出はどんどん脚色されてくね。
そのレールの行きつく先くらい、自分ではわかってるつもり。

でも、写真も動画もアップして、あの3か月間にきちんとさよならといったから戻ろうとは思わない。
過去は美化されるもの、それなら美化されたまま冷凍保存しておこう。懐かしまないように。
ノスタルジアの両義性に紛らわされるのは、こりごりだもの。

そういえば書いてなかったかな、いちばん変わったのはブログを書くことへの意識だったってこと。
それまでは、“個人情報”やら“著作権”のことだけしか考えたことなかった。それさえあとはひたすらぼやくばっかりだった。
だからこそ、ブログの感想を出会いがしらに直にいわれたとき、嬉しかったけどそれよりなにより、「ちゃんと見られてるんだ」っていうドライな感情がいちばん大きかったんだ。「…? !!」とでも表せばいいかな。
ただ、写真のときとはまたちょっと違った感情の「うれしい」であることだけはすぐにわかったけれど。
その後もブログのことで休憩中に話しかけてもらったり、感想もらったり。
オンラインのことをオフラインの世界で話題になることがこそばゆかったりもしたけれど、直に伝えてくれるのはうれしい。
思ったことを伝える人たちが多かったから気づかされてばっかりだった。
でもなによりも最後に相手に「ありがとう」って言えることがいちばん嬉しかった。
むかし小学校の校長先生が「世界でいちばん好きなコトバはありがとう、です」っておっしゃったのは十年もまえだけれど、色褪せないね。わたしも好きだなー、この言葉。
だからさ、恋しくないかと聞かれたらやっぱり嘘は言えないのが正直なところ。

ともだちにも「顔色よくなったね」と言われているものの、軌道に乗るにはきっと人一倍時間はかかる。
しばらくはゆっくりだけれども、得られたもの忘れていたもの、拾い集めていこう。

さ、明日から6月。2012年前半戦の最終月。季節は梅雨へと着実に近づいています。
青さも水も潤沢な六月、すこし遠くまで足をのばせればな、と思うばかりです。
梅雨がすぎた夏に会う友達の笑顔がいまにも浮かんできそう。 ありがと。

「誓い」という曲、聴いていただけたらなと思います。
そういえばさっきから悪寒がしてる、ちょっと危機感。
はやく、寝ないと。 いい夢を。おやすみなさい。


posted by Midori(@tmdg1214)

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