21 1月 2012

PERFECT SENSE

Director ; David Mackenzie
Stars ; Ewan McGregor, Eva Green
(2011, 92min)

2012年最初の映画館は新宿武蔵野館での「パーフェクト・センス」でした。
一言でいってドキュメントのような映画でした。"There's darkness."の台詞ではじまって終わる。

ある日突然世界同時多発的に起こった謎の嗅覚マヒ患者。ウイルスか、テロか、なんなのか。原因がわからぬまま人々はそれからというものひとつずつ感覚を失っていく……そういった物語です。

嗅覚を失うまえに深い悲しみが、味覚を失うまえには孤独からくる激しい不安と不信、飢餓が、そして聴覚を失うまえには激しい怒りが、そして視覚を失うまえには愛する人と一瞬の光が見える。
ひとつずつ感覚を失っていくとともに、ほかの感覚が研ぎ澄まされて、どんどん感覚が過去になっていくその経緯が美しくもやはりただただ恐怖しかなかったです。

ラストシーンは闇。主人公たちは光の中でお互いを見つけあい、そのまま視覚を失い。そのまま。


「パーフェクト・センス」のような暗い現場って、どうやって気持ちの区切りをつけるんだろう。
キャストはお先真っ暗EDのこのキャラクターを演じたあと何を思うんだろう。
個人的にはもう一押し、って感じです。もう少し突っ込んでくれてもよかったのではないか、と。
ロマンスを押すのか、感覚マヒの状況を押すのか、どっちつかずな印象でした。


しかし、さすがイアン。やる気のないモテる男を難なくさらりと演じていました。
※私のいちばん好きな英国俳優といってもさしつかえないです。
今回は女にだらしないシェフの役柄なのですが、私の感想はただ一言、「こりゃ、モテるわ」 ♡
ちょっと高めな声と、ブレない演技力、童顔のなかのセクシー具合がもう本当に大好きな俳優です。
正直なところ、希望のないこの暗い物語のなかで彼を観ていられることが私の救いでした(笑)

total : ★★★★★★☆☆☆☆



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