24 9月 2011

movie archives in September (2011)

>MOVIE
・In a better world('10)
本年度 アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞 最優秀外国語映画賞W受賞作品


顔が悪いからからかってくるいじめっ子を赦せる?
言い掛かりをつけて殴ってきた男を赦せる?
最愛の母の病状のことを嘘ついた父親を赦せる?
殺人者でも病人だったら彼に治療することを赦す?
息子の殺人者になりそうになった彼の友達を赦せる?

たくさんの問題を私たちに提示した本作。感極まって泣くのでもなく、かといって笑いに逃げるのでもなく、常になにが正しいのか、「考える」映画でした。登場人物の多くが自分の前に立ちふさがる赦すか否かの問題に、それぞれの考えをもって行動していました。
いじめっ子にされるがままの少年、そのいじめっ子を暴力でねじ伏せた少年、
子供のために相手にビンタを受けた父親、それを赦せず復讐にでた少年たち、
嘘つきな父親を信じられず赦しきれなかった少年、
病人を治療することが医者の務めと殺人者を看病した医師、
殺人者になりかけた少年を赦した、助けた彼の友達の父親…。

自分の信念を守る、信じ通すことは一見かっこよくみえる。だが、融通をきかせずに、赦せずに暴力・復讐にでたところで状況は好転することはない、とこの映画は言いたかったのではないか。少なくとも私はそう受け取りました。お互いが赦せることができたなら最悪の事態を回避できる、未来はよくなる、そういった倫理的なメッセージをもつ映画は久しぶりだったように思います。

…にしても、このあいだまで映画は「感じる」ものだと悟ったつもりでいましたが、全然。
まだまだペーペーの私です。



物語:★★★★★★★★★★
映像:★★★★★★★★☆☆

・PENELOPE(’06)





魔女に呪いをかけられ、豚の鼻と耳を持って生まれた裕福な名家の娘ペネロピ。世間から身を守るため、屋敷の中だけで生きてきた彼女が、呪いを解くための本当に大事なことを見つける物語。

呪いを解く鍵はいつも自分の中にある。ただ、そう思っていても現実は無意識に誰かと比べて誰かのせいにして、肝心の自分のことは見失いがち。ありのままの自分を好きになったとき、運命は変わる、そんなことを教えてくれるお話。
ペネロピの声の柔らかさとさっぱりとした正直な性格が魅力的で、最後にはあの鼻がかわいいとさえ思えてしまう。

そして、なんといってもジェームズ・マカヴォイがかっこいい。
ギャンブルに溺れた元ミュージシャンの役で基本的に小汚い恰好なのに、どこか「純粋」という言葉が似合う。澄みきった青い瞳で語れる雰囲気があります。…かっこいい。

だからかな、大人の二人が主演した映画なのに、映像のトーンも割と暗い方なのに、どこかみずみずしくって歯がゆくって、特にハロウィンのシーンはきゅんとせずにはいられません。
前にすすむためのヒントがちりばめられた素敵なファンタジー映画です。

物語:★★★★★★★★★★
映像:★★★★★★★★☆☆
配役:★★★★★★★★★★
衣装:★★★★★★★★★★
音楽:★★★★★★★★☆☆


・コクリコ坂から('11)

感想記事はコチラ

物語:★★★★★☆☆☆☆☆
映像:★★★★★★★★★★
配役:★★★★★★☆☆☆☆
音楽:★★★★★★★★☆☆

>Animation
・Star driver 輝きのタクト(終)
去年の秋クールアニメ。宇宙ものってどうも苦手なんだけど、これはテンポがよくって、25話完結だけあって結構安心して見れました。ただ、どうしてもエヴァの二番煎じ?という印象は拭いきれませんでしたが、同ジャンルだから仕方ない。とにかくタクトがかっこいいし、最終的に人妻ヒロインでした。劇中歌もアカペラっぽくてすごく印象的。真綾さまが劇部部長役で出演しております。主人公のタクトは宮野さん。

・うたの☆プリンスさまっ♪(終)
今夏クールアニメ。っんもう、久々の最高のギャグアニメ。純粋に毎週楽しみでした(笑)声優さんが本気で演技してるからこそ本当におもしろい。EDはニコ動で300万再生達成目前。どうしたのってくらいネットで騒がれてます。今冬には新しいゲーム(原作は乙女ゲー)が発売されるそうです。乙女ゲーはもちろんゲームにとことん縁のない私ですので関係のない話ですが。私は見てれば勝手に絵が動いてくれるアニメが好きです(笑)

・デジモン・アドベンチャー(未)
言わずもがなのあの神アニメ。私も小学生のとき毎週日曜日は朝からテレビの前にかじりついて見ていました。ただ、見ていた記憶があるものの、どうもぼんやりとりた記憶ゆえに見直しているところです。時間が無くてまだ半分も見れてませんが……。
でも、やっぱりあの頃のアニメは本当によくできてるなぁ~と痛感せずにはいられません。音楽きくだけでもう鳥肌。

また、このデジモン初期が放送される前にワンピースと同時上映した映画があるそうなのですが、その監督がなんとあの細田守監督!!!「時をかける少女」「サマーウォーズ」で今や日本を代表するアニメーション監督になられた細田監督の作品なんです!!!上映時間40分ちょいというとてつもない短時間ですが、異様に評価が高いので時間つくってきちんと見たい!完全にワンピースを食ってた、というレビューがたくさんあるので期待していいですよね♡


>LIVE
・MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2010~WONDERING!~ 

彼のビブラート(通称・マモラート)が好きで今回観た次第です(笑)
正直なところ彼の曲は「オルフェ」以外きちんと聴いたことなかったのですが、声優さんだけあって声の扱い方も、聴き心地もいわずもがなです。(声の演技と歌の表現力は必ずしも同じベクトルではないそうですが…)
つまり、初めて聴く曲だとしても全然苦じゃない。なぜなら歌声がステキだから♥ダンスナンバーでも圧倒的安定感。
個人的に寸劇からはじまる「Secret Mission」っていう曲が演出・衣装含め印象的でした。

普段から「顔がうるさい」だの散々ファンの方々に愛されてるこのお方ですが(笑)、身長180cm超・ダンス堪能・いつものテンション……んもう、舞台映えする人だな~とつくづく思いました。さすが劇団あがりの舞台役者です。
いい意味で声優さんのライブらしくないライブでした♥…にしても本当に実写版環先輩みたい(笑)